8時くらいののぞみで上京。連休最終日の上りというのもあって、普通にB席が埋まるくらいに混雑していた。
東京着後、旧万世橋駅の担々麺屋でメンズセット。味はそれなりに美味しかったが、まあ何回も通うほどではなし。
そこから上野まで歩いて、上野の国立博物館で特別展「名作誕生−つながる日本美術」を鑑賞。元々図録が欲しいな、と思って買うだけのつもりだったが、行ってみたらそれほどの混雑でもなかったので、2時間くらい見て回った。ヤンキー風の夫婦がむっちゃ真剣に見ていて、ああ、こういうの良いよな、と思ったり。
そこから中野サンプラザに移動し、研修生実力診断テストを鑑賞。あとで書く。
その場で合流した友人と、新宿の火鍋の小肥羊で一次会。この日は肉が割引だったので、ちょっと多めに食べたため、翌日のトイレがラム臭が強かった。そこからバーに移動して二次会。連休最終日で宿はどこでも空いていそう、と確保していなかったので、別れた後に東横インの予約ページから歌舞伎町を予約。23時以降だったので、旧シンデレラプランで安くなった。
今年は審査員から橋本さんが下りてたいせーさんに交代。ディレクター兼まことツッコミ役ということで、変更はそれほどマイナスでもなく。ゲスト審査員は清水、中島で、研修生指導の経験から来る安定の清水と、誉め芸がすごい中島(℃の歌を歌うたびに「歌ってくれてありがとう」がネタになっていた)という安定の布陣だった。
そんな中、いつものトークだとセクハラ問題華やかな現在、まずいということになったのか、まことさんの喋りがたどたどしくて、そこを色々突っ込まれていた。セクハラ問題は難しいところもあるけど、いつものまことトークが見たいな、という思いもある。
で、29人見終わって、今年は難しすぎる、という感想。突出したのがいないのと、歌の平均値が上がっている(北研すごい)ので選びにくかった。投票前にざっとスクリーニングして、西田、江口、工藤、島倉、前田、金光、山崎夢、山崎愛、太田で悩む。
で、完成度の西田、見せ方が上手い工藤、ビジュアルの仕上がりが最高の島倉、キャラクターの山崎愛で迷ったけど、今年は西田にした。工藤は去年投票したんだけど、今年は実績重視に倒した。
結果、ゲスト審査員賞が石栗(160)、キャラクター賞が西田(174)、ダンス賞が前田(195)、歌唱賞が山崎愛(209)、ベストパフォーマンス賞が島倉(324)。カッコ内は得票数で、今年は入賞者全員分のを全て発表していた。
なお、上位得票者から各賞を選んでいるような雰囲気はあったが、厳密には「審査員が各賞を決めて、それに票数を添えて発表した」のか「票数ベスト5に各賞を割り振った」のかがはっきりしなかったので、どこかでそれは公表して欲しいな、とは思った。
この、島倉さんがベストパフォーマンスという結果を見て、毎年通りの真剣勝負、真剣審査に震えた。過去の実力診断の結果を遡ると、一年交代で「王者の貫禄(田辺、加賀、段原)」「意外性の勝利(段原、笠原/清野)」という感じだったけど、結果的に今年もその傾向を引き継いで大きく(良い方向に)イメージを裏切った島倉さん、という結果になってた。今年も納得性高く、見てて楽しかった。
あと、ベスト5人で石栗さんをスクリーニングで拾えてなかったのは不徳の致すところ。確かに網タイ良かったよね(そこか)。
終わった後、まことさんの言う通りに感想戦をしていて、「もう北研5人でグループデビューじゃないのか」という話が出て、それもありだよなー、というくらい、北研はレベルが高高かった。
おまけ、研修生現場って、他のグループで見られるような女子ヲタとはちょっと違う、「20代の美人のお姉さまが可愛い妹を見守っている」みたいな感じの人がいて、そこがちょっと面白い。
ここからは、鑑賞中に取っていたメモをまとめたもの。
01.岡村美波(愛して愛して後一分) 表情コントロールはいい、歌はそれと比べると感情が未整理かも。02.児玉咲子(未熟半熟トロトロ) 今年はスイカと思ったら早着替え。すごいが、変わってないところを直しながら歌うのはどうなのか。例年と比べると弾け方が足りないか。 03.西田汐里(ゴールデンチャイナタウン) チャイナ衣装。ダンスで目を引き、歌も負けてない。長く歌える選曲もうまい。ベスト候補。
04.井上ひかる(胸騒ぎスカーレット) お休み。05.堀江葵月(愛はいつもいつも) 声の張りは感じるが、堀江さんならこれくらいできるだろう感がどうしても出る選曲。06.石栗奏美(私のなんにもわかっちゃない) 人生初めての網タイとのこと。ダンスのキレはすごくいい。表情も良いものを見せるのも多いが、時折コントロール外す時がある。歌は予想よりしっかりしてる。ショートカット。
07.江口紗耶(初恋サイダー) 最初の勝負である「がなり」をきちんとらやりきっていた。歌の安定はもう少しだけど、楽しそうなパフォーマンスはいい感じ。衣装をみんな絶賛。08.工藤由愛(KEEP ON 上昇志向！) フードをかぶってのスタートに客席から「おー」の声。ショートパンツ含め、見せ方が分かっている。声もやや安定にかけるが、張りがある。コのネックレスをJ=JのJと勘違いするなっきぃ。09.島倉りか(Fiesta！Fiesta！) ビジュアルの完成度が随一。随所で歌が息切れしてたかな。衣装もセクシーで格好良さもあった。キャプの言葉に涙するシーンは感動的。
10.前田こころ(シルバーの腕時計) 階段で転んだが素早い復帰。歌もラップも感情の乗せ方が上手い。まあ、一人で歌う歌ではないが。衣装も含め流石のスタイルを見せていた。とおちゃん。11.橋迫鈴(ハピネス 〜幸福歓迎！〜) 髪型が可愛い。未完成な部分も多いが、そこも含めて可愛いと愛でる内容。喋る内容が大人っぽくなった。冷静な分析力と上野先生も絶賛。12.野口胡桃(黄色いお空でBOOM BOOM BOOM) ステージングが忙しない。中央に戻ってからは安定感あり。たいせーさんにも貫禄を指摘される関西人。
13.土居麗菜(会いたい 会いたい 会いたいな) おでこ。もう少しセンターにはゆっくり行った方が良かったかな。難しい歌をきっちり歌いきってた。ショートパンツがセクシー。スタイルの良さを審査員に褒められる。14.金光留々(彼と一緒にお店がしたい！) 衣装がかわいすぎ。芝居的要素の強い曲だけど、そこの再現力が高くて、音源かと思うくらいの完成度。15.山��夢羽(嵐を起こすんだExciting Fight！) 後半の乗ってきてからの歌は流石だったが、やはり選曲に疑問が。美少女感の出たメイク、衣装も清楚感あったけど。何年か前の田辺奈菜美に近い冒険の足りなさか。舞美のボールを投げる振りを一人playでもちゃんと拾っていたのはもっと評価されるべき。
16.山��愛生(Wonderful World（English Ver.）) 歌っている時の動きが楽しそう。衣装の水色のボーダーも曲にあっていて清々しい。これもベスト候補かという感じだけどなー。終わった後のコメントも可愛い。17.中山夏月姫(この地球の平和を本気で願ってるんだよ！) 笑顔安定。ステージングはかなりレベル高い。序盤の衣装に不思議感あったけど、早替えの後は納得のチョイス。まことさんも言う通りサービス精神ある。18.河野みのり(Kiss me 愛してる) 声の張りはかなり良いが、リズムに若干怪しいところがあった。譜割りも変だったかな。振りの動きはシャープ。
19.出頭杏奈(LOVE涙色) 時折目線を切った先になにかあるのか、と思わせる。サビが近づくにつれて歌に感情が乗ってくるのが良い。しっかりした受け答えが良かった。20.日比麻里那(Fantasyが始まる) 衣装が格好いい。身長の高さに映えてる。表情コントロールが途中連続性がない、変なところがあったかも。しかし、曲と衣装が合ってる。21.松原ユリヤ(春恋歌) すごく成長してるなー。パフォーマンスが破綻してない。すごい。選曲理由を聞かれ、簡単だから、で会場爆笑。
22.金津美月(私、ちょいとカワイイ裏番長) ブーツとか、衣装はクールでイメージを裏切る。曲をよく理解した表情コントロール。歌は一部オケに負けてたかなー。23.太田遥香(Moonlight night 〜月夜の晩だよ〜) 一部音がずれたところもあったけど、これを歌い切るうまさはすごい。はーちゃんらしく出来た、とのこと。24.松永里愛(FIRST KISS) 声質が楽曲とピッタリ。喋りの声は違うので寄せてきているのかな。
25.為永幸音(タチアガール) オリジナルに近い白い衣装が可愛い。後半、振りに気を取られたか、歌の安定感が落ちた。最後の返事が元気でいい。26.小野琴己(MI DA RA 摩天楼) 踊りのキレは高い。目の潤んだ表情が、初見の印象。歌はもう少し上積みが欲しかったか。涙も交えつつ。27.山田苺(大好きだから絶対に許さない) ハモリの片割れを聞く珍しい体験。新しい部分は見られるが、選曲が勝ちにいってるかと言うと微妙。
28.佐藤光(Love take it all) 美形。パフォーマンスの平均点も高いが、引っかかるところが少ない、というのは酷か。29.米村姫良々(印象派ルノアールのように) 髪型でビジュアルイメージ変わったなー。ちょっと難しい曲選びすぎたかな。衣装の選択は戦略的。30.窪田七海(わがまま 気のまま 愛のジョーク) こういう曲を一人で歌うには独自の解釈が欲しいけど、そこが不足だったかな。目力。