逢沢りな写真集「Rina」

逢沢りなの1st写真集。週刊プレイボーイでの衝撃の登場以降、待ち望んでいた。欲を言えば、1年、いや半年早く出していてもよかっただろう、とも思わなくもないが、今出たことを感謝すべきなのかも知れない。1stのDVDが出し惜しみ感のある内容だっただけに、勢いで1stを出すとそういうものになってしまうこともあるから。

この写真集は出し惜しみ感を感じさせない、水着主体の内容。ビキニ5種類、スクール水着、制服風、あとは普通の着衣が3種類。それに加えて、バスルームで泡まみれのシーンもあります。ビキニの上に羽織っているシーンとかもあって、衣装数的にはさらに+αされています。

撮影シーンは屋外が主だけど、スクール水着はプールで、制服風は電車の中でとか、必要最低限のバリエーションはある。1st写真集フォーマットから外れるものでもなく、撮りのバリエーションとしては特段目に止まる部分もない。言い換えれば、手堅い仕事と言うことも出来るでしょう。

と、客観書誌を書き連ねてきましたが、主観レビューを書く段になって筆が止まる。正直書くと、表紙を見るだけで心が揺さぶられる。表紙の写真が、印象的すぎる。彼女は目の撮られ方で見え方が一変して(一瞬辺見えみり風に見える部分とかもある)、その辺に癖を感じるんだけど、癖の出ている写真でさえも味を感じる表情をしている。

で、その眼が上手く決まると、凄まじく引き込まれるような表情になります。それが表紙だったり、中の黄色ビキニでの数カットだったり(この衣装時の写真は魅力的なものが多い)、バスルームでのカットだったりする。若干屋外に弱い感じはするけど、ハッとする表情を出せるシチュエーションが多彩。表情は、バリエーションの振れ幅は極端に大きくないけど、確実に振れ幅はあって、多彩な表情を見せてくれます。

まあ、表情によって出来不出来があるのは仕方のないところ。でも、出来のいい表情の写真を見ると、しばらくその表情を眺めていたい、と思わせるくらいに魅力が溢れています。やはり数多く写真集を見ていると、初見時に「まあ予想の範囲内」と流し見してしまう写真集が多くなる部分はあるのですが、この写真集は違う。何度も、ふとした時間に手に取りたくなる、そんな内容です。

うーん、上手く文章がまとまらないな。この写真集の素晴らしさを何とか伝えたいんだけど、伝わらないもどかしさがある。でも、ただ言えるのは、1st写真集を見るときの楽しさ、わくわく感、感動を感じられる写真集であり、今見られてよかった、と思える写真集でもある、と言うことです。久しぶりにamazonのアフェを貼ってこう書くのもあれですが、近所の書店ででも良いので、ぜひ買ってみて欲しい。見惚れるから。(ワニブックス/細居幸次郎撮影/2800円(本体))

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B.L.T. 2009 Sep.

桜庭ななみが表紙なので買ってみた、という訳でもないんだけど。紀信先生の撮影じゃーねー…。でもまあ、表紙の(いつもの)桜庭ななみと、中の怒りとも感じられる厳しい表情の落差は面白かったけど。

あとは、巻頭に川島海荷、足立梨花、山下リオ、川口春奈、荒井萌の浴衣姿など。川口春奈大絶賛の私ですが、この写真はそれほどでもないかな。巻末には武井咲と小川真奈。

あと、桃瀬美咲が3P、写真集から。可愛いとは思うけど、頭のリボンがやりすぎだよなー。それを表紙に持ってこられちゃうと、ちょっと路線として買いづらいものがある。他の写真は割と素直なものも多いので、杞憂だと思いますが。

ヤングアニマル 2009 No.15

小池里奈が表紙と巻頭9P(小池伸一郎)。相変わらず「かわいい」(Japanese Cute的な)を体現している彼女ですが、やっぱり少し前に比べるとビジュアルの精度が落ちた、言い換えると隙が増えた感じで、今後の厳しさを予感させますね。ヤングアニマル特有の衣装のバリエーションの多さもあり、グラビアとしての完成度は高いです。P8、P9は失われた精度がまだ回復できており、いい仕上がりだと思います。(80点)

大島麻衣が巻末7P(小塚毅之)。大島麻衣については、セクシー系(というか、ヘンテコ系)の衣装も厭わない取り組みが、グラビアアイドルとしての本気度を感じさせてくれます。退路を断ったからか、最近のグラビアを見ると魅力的に感じる部分が大きい。今回もP2、P3などの口を開いた笑顔が魅力的。今さらながら、気になり始めました。(85点)