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akarik日記メモ


2004-11-10 [長年日記]

田中れいな写真集(ワニブックス/吉村春海/2,500円(本体))

モーニング娘。第六期メンバーソロ写真集の2冊目。1冊目の道重さゆみ(後述)がアイドル写真集のメジャータレント、根本好伸撮影であったのに対し、今回はあまりアイドル写真集という分野では馴染みのない吉村春海。いや、正確に言うと「女性アイドル写真集」という分野では、か。検索をかけてみると、ジャニーズ系など男性アイドルの分野では活躍されているようです。

モーニング娘。系写真集の先駆けとなり、完成度も高かった石川梨華1st(田川清美撮影)のごとく、馴染みのない撮影者である分、逆に勝負を掛ける部分もあるのではという思いと、事前に出た表紙写真の完成度の高さから、かなりの期待を持って購入しました。期待が高まったので、発売日数日前からフライングを警戒して書店に日参しましたが、結果的には事前告知通りの発売日に統制取れて並んでいたようです。

衣装としては水着は少なめ。モーニング娘。最年少でもありますし、アップフロント特有の配慮で水着主体ということがないのは予想通り。水着自体も下ビキニはゼロで、上もホルターネック風のものやベアトップなどで、三角ビキニはあっても上に何か羽織っている状態。そういう水着三分の一、制服っぽい衣装三分の一、あとは普段着風の着衣が主と言ったところ。ギャルっぽい感じの衣装は意外に少なく、噂の特攻服は2ページのみでした。

普段着風の衣装の可愛さは文句なし。もう少しギャルっぽい感じが多くても良かったのですが、あまりそれをやりすぎると正統派で売っていくには色が付きすぎるでしょうし、これくらいでも問題ないか。水着カットは露出度の少なさはあるものの、年齢的には本来これくらいであってしかるべきでしょう。

ですが、制服が…。とにかくロングスカート。これ何?チョゴリですか?というくらいに長い(チョゴリを批判する意図はないので念のため)。せめてもう少し普通の、少し膝上くらいの丈のカットが欲しいです。他のカットで足が見られないわけではないのですが、制服には制服の魅力があるのですよ…。

衣装にやや不満はあるものの、表情は良い。表紙からはモデル風の美形でまとめた感じになるのか、と思っていましたが、彼女特有のコケティッシュな笑顔を前面に押し出したものが多かった。といってもそればかりではなく、バリエーションも豊富。しっとりした雰囲気でも、弾けるような笑顔でも、困ったような表情でもどれもはまっていて、美形感も豊富。表情の良さはこの写真集最大の魅力といえる。

撮影者の点で毛色が違う今回の写真集。その部分が表情のバリエーションと新規性で出ていると思います。衣装面での不満は制服部くらいで、言ってしまえば重箱の隅のような指摘かも知れない。年齢相応のコケティッシュな表情を見ることで、大いに楽しめる写真集だと思います。おすすめ。(100点/制服カットに不満はあるが、表情の良さから満足度は高い。どの表情にも魅力が表れています)[→amazon]/[→bk1]

道重さゆみ写真集(ワニブックス/根本好伸/2,500円(本体))

モーニング娘。5期6期ソロ写真集シリーズとしては紺野あさ美、新垣里沙に続いて3冊目。6期メンバーとしては最初の写真集となります。女性アイドル写真集撮影は手慣れた根本好伸、ということで最初と最後に「不思議の国のアリス」風(本当か?)のギミック(森の中で大きな扉、など)を重ね、構成面で工夫しようとの意図は感じられます。でも、特に効果としては微妙。

この写真集は、水着四分の一、制服四分の一、あと普通の着衣という分量なのですが、その前の二つ、水着と制服がすごく印象に残る結果となっています。もともと6期メンバーでは一番グラビアアイドル的なボリュームのスタイルをしている道重さゆみですが、そこを惜しげもなく披露するビキニ主体の水着写真が圧巻。水着のバリエーションは3種類と少なめですが、黒ビキニに水玉に赤フリル、と王道とも言える3種類を並べています。ということで水着写真の満足度はかなり高め。

制服写真も、前半は路上撮影を多用し、印象度は高い。制服写真は都市(言い方変えると社会、か)と結びついてこそ意味がある、というのが私の考えなので、都市の路上での撮影は重要だと思います。逆に後半の「自然の中の制服」というのはあまりピンと来ないですね。そちらの方にも良い表情の写真が多いのが救いです。

残りの衣装だと、表紙にもなっている赤のノースリーブが良いです。この衣装ではしっとり系の表情でまとめられており、髪のラフな感じも相まって、大人っぽい道重さゆみを見せてくれます。それ以外の衣装はやや印象度が薄いかな。

表情はこちらもバリエーションはあるのですが、2系統に固まる度合いが高くて、田中れいな写真集ほどの多様性はない。でも、写真集としては十分の多様性なので、そこに不満を覚えることはないでしょう。弾ける表情主体から、写真集後半にかけてしっとりした表情を並べるという構成は、手慣れた感じはしますが、そこにマンネリ感を感じなくはない。あと、根本好伸としては、もう少しくっきり感があっても良いのかも知れない。

全体に写真集としての完成度は高い。水着の充実度はハロプロ系写真集としては高い方だと思います。前の田中れいな写真集と比べて点がやや低めなのは、私の好みの差だ、と思っていただいて良いです。お薦めは出来ると思います。(95点/水着の充実度はハロプロ系写真集としては高い方。強い印象はないが、全体に完成度は高め)[→amazon]/[→bk1]

週刊少年マガジン 2004 No.50

巻頭でBerryz工房5P(宮澤正明)。宮澤正明撮影だからか、少し懐かしいテイストが入っており、Berryz工房としては意外な仕上がり。集合写真では統一感のある衣装、各人の写真ではバリエーションのある衣装、というところなど、well-madeではあると思います。でも、表情面で自然な感じが多少欲しかったかも。P1がやや、作りすぎですね。(80点)

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